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第四章 花の章 
PUPPHA VAGGA(FLOWERS)
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第44・45偈 五百人の比丘たち
        	【偈 :Gatha】
        
            44.  誰
がこの[五蘊
の身体
という]大地
を、
[四
悪
趣
という]死者
の世界
を、神々
と共
なる
[人間
の]世界
を検討
し選択
するだろうか?
ちょうど熟練
した庭師
が巧
みに花
をつみ集
める
ように、よく説
かれた法句
を選
び取
るだろうか?
            
            
        
        
        
           【パーリ語 :Pali】
           
            Ko imaṁ pathaviṁ vicessati  / yamalokañca imaṁ sadevakaṁ
Ko dhammapadaṁ sudesitaṁ /  kusalo pupphamiva pacessati.
        
        
        
        
        【英語 :English】
        
        Who will comprehend this earth (self). The world of Yama, and this world together with the devas? Who will investigate the well – taught Path of Virtue(Dhammapada), 
        even as an expert (garland – maker) will pick and choose flowers?
        
        
        
        
        	【偈 :Gatha】
        45. 教
えを学
び、実践
する(有学
の)人
こそ、
[五蘊
の身体
という]大地
を、[四
悪
趣
という]死者
の世界
、神々
と共
なる人間
の世界
を検討
し選択
することができる。有学
の人
こそ、ちょうど熟練
した庭師
が巧
みに花
をつみ集
めるように、よく説
かれた法句
を選
び取
ることができる。
 
 
           【パーリ語 :Pali】
 Sekho pathaviṁ vicessati / yamalokañca imaṁ sadevakaṁ
Sekho dhammapadaṁ sudesitaṁ 
/ kusalo pupphamiva pacessati.
        【英語 :English】
The learner who practices the Dhamma and has entered the Path, but has not yet become an arahat shall comprehend this earth , the world of Yama and the world of humans together with the world of devas. The learner shall investigate the well – 
taught Path of Virtue(Dhammapada) as an expert (garland – maker) will pick and choose flowers.
        
            【因縁物語 :Story】
            
            
           ※ある夜、仏陀といっしょに村々を歩き、
           布教の旅をした五百人の比丘たちが、
           その道中で見て来たいろいろなことについて雑談していた。
特に、大地について、その広さや形、色の違い、土や砂などについて大いに話しているところへ仏陀が来られた。
仏陀は
「外界にある大地よりも自分自身の中にある五蘊の身体という大地について、
瞑想に集中することについて語りなさい」
とアドバイスされた。
(第44・45偈の因縁物語)
※ ①:五蘊の(1)色(rūpa)とは、暑さ、寒さなどの反
対の原因によって変化する地・水・火・風などの物質や肉体。
  (2)受(vedanā)とは、対象(所縁)の苦・楽を感受
する心所。
  (3)想(Saññā)とは、対象を想念する心所。
  (4)行(saṅkhāra)とは、対象へ働きかける思
(cetanā)を中心とする心所。
  (5)識(viññāna)とは、対象を知る種々の心。
※ ②:四悪趣(cattāro‐apāyā)とは、(一)地獄、
(二)餓鬼、(三)畜生、(四)阿修羅。
※ ③:法句とは、パーリ語のDhammapada『ダンマパ
ダ』のことで、仏陀が説かれた真理の言葉という
意味。
※ ④:「有学(sekha)の人」とは、第四段階の悟りに
いたる前の第一段階の預流、第二段階の一来、第三段階の不還までの聖者を言う。
※ 「無学の人」(Asekha)とは、悟りの第四段階
を得、煩悩を完全に遮断した阿羅漢を言う。
この世において、学ぶものがない人。
 
        
        
        
        
※ある夜、仏陀といっしょに村々を歩き、 布教の旅をした五百人の比丘たちが、 その道中で見て来たいろいろなことについて雑談していた。
特に、大地について、その広さや形、色の違い、土や砂などについて大いに話しているところへ仏陀が来られた。
仏陀は
「外界にある大地よりも自分自身の中にある五蘊の身体という大地について、 瞑想に集中することについて語りなさい」
とアドバイスされた。
(第44・45偈の因縁物語)
※ ①:五蘊の(1)色(rūpa)とは、暑さ、寒さなどの反 対の原因によって変化する地・水・火・風などの物質や肉体。
(2)受(vedanā)とは、対象(所縁)の苦・楽を感受 する心所。
(3)想(Saññā)とは、対象を想念する心所。
(4)行(saṅkhāra)とは、対象へ働きかける思 (cetanā)を中心とする心所。
(5)識(viññāna)とは、対象を知る種々の心。
※ ②:四悪趣(cattāro‐apāyā)とは、(一)地獄、 (二)餓鬼、(三)畜生、(四)阿修羅。
※ ③:法句とは、パーリ語のDhammapada『ダンマパ ダ』のことで、仏陀が説かれた真理の言葉という 意味。
※ ④:「有学(sekha)の人」とは、第四段階の悟りに いたる前の第一段階の預流、第二段階の一来、第三段階の不還までの聖者を言う。
※ 「無学の人」(Asekha)とは、悟りの第四段階 を得、煩悩を完全に遮断した阿羅漢を言う。 この世において、学ぶものがない人。
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