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第四章 花の章 
PUPPHA VAGGA(FLOWERS)
                
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第50偈 裸行者パーウェッヤ
そのような呪文などは気にせずに、ただ自分の行動の善悪についてのみ・・・
        	【偈 :Gatha】
        
            50. 他人
の過失
や、他人
が何
をしたか、何
をしな
かったかを見
てはならない。自分
は、何
を為
し
たかのみを見
るべきである。
            
            
        
        
        
           【パーリ語 :Pali】
           
            Na paresaṁ vilomāni   /   na paresaṁ katākataṁ
Attanova avekkheyya   /   katāni akatāni ca.
        
        
        
        
        【英語 :English】
        
        Do not seek others’
        faults, things left done and undone by others, but seek one’s own deeds done and undone.
        
        
        
        
        
            【因縁物語 :Story】
            
            
            ※ 富豪家のある婦人が、ジャイナ教の裸行者パーウェヤ
(Pāveyya)を養子に迎え、よく世話をしていた。
ある日、彼女は、近所の人々から仏陀のうわさを聞いて、
ぜひ仏陀を家に招待したいと思った。
そして、その希望が現実となった日、婦人は仏陀と比丘たちにたくさんの御馳走を施し、大いにもてなした。
しかし、養子のパーウェヤ裸行者はこの場には姿を見せず、隣の部屋にいて仏陀を深く
尊敬するようになった義母に腹を立てていた。
そして、仏陀の説法を熱心に聞いている義母の心を乱し苦しめるために呪文を唱えはじめた。
パーウェヤの呪文によって説法を聴聞することに集中できなく
なり、苦しんでいる彼女に仏陀は、
「そのような呪文など気にせずに、ただ自分の行動の善悪についてのみに心を集中しなさい」
と説かれたのである。
(第50偈の因縁物語)
 
        
        
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