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第五 愚者 の章
BALA VAGGA(FOOL)
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第68偈 花屋のスマナ
たく鉢をしている仏陀一行と出会い、 その神々しい仏陀の姿に感動したスマナは、 自分がもって いる花を全部仏陀に施した・・・
【偈 :Gāthā】
68. その行為
の後
で後悔
せず、うれしく楽
しくその結果
を受
け入
れられる行為
は、したほうがよい。
【パーリ語 :Pali】
Tañea kammaṁ kataṁ sādhu | yaṁ katvā nānutappati ||
Yassa patīto sumano | vipākam paṭisevati ||
【英語 :English】
That deed is well done when, after having done it,
one repents not, and when with joy and pleasure, one reaps the fruit of it.
【因縁物語 :Story】
※花屋のスマナ(Sumana)は、毎朝ビンビサーラ王に花を届けるのが仕事であった。
今日もスマナは宮殿に花を届けに出掛けた。
その途中、たく鉢をしている仏陀一行と出会い、
その神々しい仏陀の姿に感動したスマナは、自分がもって いる花を全部仏陀に施した。
そして、空っぽになった荷車を
Uターンさせ清々しい気持ちで家に帰った。
夫の喜悦した顔を見て妻が「あなた、花をどうしたのですか?」とたずねた。
「みんな仏陀様にささげたよ」
「えっ!・・・・・では 王様にどうのように言い訳するのですか?」
「おそらく王様は私をきびしく罰するだろう。覚悟はできている。しかし、私はたいへん満足しているよ」
と夫は答えた。
夫を心配する妻は、一人で宮殿へ行き
王様に夫の行動を許していただきたいと謝った。
ところがビンビサーラ王は仏陀に深 く帰依している上「預流果」を得ていたので、
スマナの善行を大いに喜び、たくさんの褒美を与えた。
ジェタヴァナ僧院では、アーナンダ尊者が今朝のスマナの命懸けの施しについて仏陀にたずねた。
そこで仏陀は
「アーナンダよ、スマナは自分の命をかけた善行によって、死後、四つの苦界(註①)に生まれ変わることはない。
輪廻転生して辟支仏となるであろう」
と答えられたのである。
(第68偈の因縁物語)
※註①「四つの苦界(cattāro-apāyā)」:1.地獄、2.餓鬼、3. 畜生、4.阿修羅。
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