ダンマパダこころの清流を求めて

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第二 不放逸の章
APPAMĀDA VAGGA(HEEDFULNESS)


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第26・27偈 パーラナッカッタ祭り

若者たちの無軌道な騒ぎに対して、仏陀は・・・

【偈: Gāthā】
26. 智慧ちえ のないおろ かなひと たちは、放逸なおざりふけ り、 智慧ちえ のあるかしこひと は、不放逸はげみ最上さいじょう 財産ざいさん のようにまも る。

【パーリ語: Pali】
Pamādamanuyuñjanti / bālā dummedhino janā
Appamādañca medhāvī / dhanaṁ seṭṭhaṁva rakkhati.

【英語: English】
The ignorant, foolish folk indulge in heedlessness; the wise man guards earnestness as the greatest treasure.

【偈: Gāthā】
27. 放逸おこたりふけ るな! 欲望よくぼうたの しみにした しむな! 何故なぜ ならば、不放逸はげみ にしてかん瞑想めいそう によって、煩悩ぼんのう焼却しょうきゃく したひと は、涅槃ニバーナ というおお いなる やす らぎとたの しみを るからである。

【パーリ語: Pali】
Mā pamādamanuyuñjetha / mā kāmaratisanthavaṁ
Appamatto hi jhāyanto / pappoti vipulaṁ sukhaṁ.

【英語: English】
Do not indulge in heedlessness; have no intimacy with sensuous delight. Truely, the earnest, meditative person obtains abundant bliss.

【因縁物語: Story】
※ある町で、七日間のバーラナッカッタ(Bālanakkhatta) 祭りがおこなわれた。

祭りに興奮した一部の若者たちが自分の体に灰や牛の糞を塗りつけ、 叫び声を上げながら馬鹿騒ぎをした。

又、ある若者たちは、他人の家の前に立ち、お金をせびるのであった。

仏陀を町に招待した人々は、この若者たちの無軌道な騒ぎに呆れ果て、 仏陀に「どうぞこの祭りが終わるまで、郊外の僧院でしばらく お待ちください」とお願いした。

そして、祭りが終わった八日目の日、仏陀と比丘たちは町にはいり、 いろいろな施しを受けた。

その席上、仏陀は次のように説法されたのである。
(第26・27偈の因縁物語)





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