ダンマパダこころの清流を求めて

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第二 不放逸の章
APPAMĀDA VAGGA(HEEDFULNESS)


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第30偈 マガ青年

7つの信条をもった善行為によって、マガ青年は・・・

【偈: Gatha】
30. マガ青年せいねん は、不放逸はげみ によって、かみ上位じょうい につ いた。賢者けんじゃ によって、不放逸はげみ は、たた えられ、 放逸なおざりつね軽蔑けいべつ される。

【パーリ語: Pali】
Appamādena Maghavā / devānaṁ seṭṭhataṁ gato
Appamādaṁ pasaṁsanti / pamādo garahito sadā.

【英語: English】
By earnestness Maghavā rose to the lordship of the gods, Earnestness is always praised; negligence is always despised.

【因縁物語: Story】
※ある日、マハーリ(Mahāli)という王子が仏陀の説法 を聞いた時、その中に出てくる「サッカ」という人物と仏陀は以前から面識があるのではないかと思った。

そこで王子が仏陀にたずねると

「確かにサッカ(Sakka)という神を知っている。サッカの前世は、マチャラ(Macala)村のマガ(Magha)という青年であった」

と答えられた。

マガ青年と仲間の三十三人の青年たちは、 皆のためにすすんで道路を作ったり、 休憩所を建てたりするなど村の人々から喜ばれ、愛されていた。

マガ青年は、七つの信条をもって自分の人生を歩もうと心に決めていた。

それは、

(1). 両親を養うこと、
(2). 先輩を尊敬すること
(3). 正しい言葉で語ること、
(4). あらい言葉を言わないこと、
(5). 陰口を言わないこと、
(6). もの惜しみしないこと、
(7). 腹を立てないということ

であった。

以上の善行によってマガ青年は、死後、神々の中で最もすぐれた神サッカとして生まれ変わったのである。
(第30偈の因縁物語)





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