ダンマパダこころの清流を求めて

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第二 不放逸の章
APPAMĀDA VAGGA(HEEDFULNESS)


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第31偈 ある一人の比丘

「八聖道の実践」によって、焼き捨てられる・・・

【偈: Gatha】
31. 不放逸はげみたの しみ、放逸なおざりおそ れる比丘びく は、たとへ ちい さくても、おお きくても、すべてのものを くすように、大小だいしょう束縛そくばく くしつ つ涅槃ねはん にいく。

【パーリ語: Pali】
Appamādarato bhikkhu / pamāde bhayadassi vā
Saṁyojanaṁ aṇuṁ thūlaṁ / ḍahaṁ aggīva gacchati.

【英語: English】
The Bhikkhu who delights in heedfulness, and looks with fear on heedlessness, advances like fire, burning all fetters great and small.

【因縁物語: Story】
※一人の比丘が、森の中で瞑想していたが、どうもうま く精神が集中できないので仏陀に特別に法を説いていただこうと相談に行った。

その途中、比丘は火事で森の木が焼き尽くされていくのを山頂から目撃した。

ふと、諸々の煩悩という木は、仏陀の教えの一つである「八聖道の実践」によって焼き捨てられるのではないかと考えた。

仏陀は、この比丘の考えを聞いて、燃える火を例にとって説かれたのである。
(第31偈の因縁物語)





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